テナント物件の契約までの基本的な流れを徹底解説

2024年06月20日

夢のお店をオープンする準備はワクワクしますよね。ただ、テナント物件の契約となると不安や疑問もたくさん出てくるはずです。「どんな手順で進めればいいの?」「必要な書類は何?」など、初めての方にとっては迷うことも多いと思います。

今回はそんな不安を解消するために、テナント物件を契約するまでの流れを徹底的に解説します。プロのアドバイスを交えながら、具体的なステップごとに詳しく説明いたします!

①条件をまとめる

ターゲット層・コンセプト・賃料予算・広さ(従業員数や席数などに伴い設定)を考えます。

②お問い合わせ

気になる物件を見つけたらお問い合わせ。

KINOCOならLINEでカンタンにお問い合わせが可能です。
プロが相談に乗ってくれることで自分で探すよりも効率的で、さらにはWEB未公開の情報などが知れることも!

③内覧する

周辺環境や交通量、広さの感覚(天井高など)、居抜きの場合は造作物・設備の状態などを五感で感じましょう。
共用部(エレベーター、廊下、看板設置場所など)も要チェックポイントです。

④内装業者を同行しての現地調査

希望の内装イメージが決まっている方は、早い段階で内装業者などに同行してもらうと専門家のアドバイスを聞いた上で計画を立てることが可能です。
(内装費用の見積もり、内装図面・パースの作成など)

1.電気・ガス・水道が希望する業態で使用可能かどうかを調査します。

契約後に”希望の業態で出店できないこと”が発覚することもあるため、早い段階で同行してもらうと安心です。
(業種に関して貸主の許可は出ていても、給排水の関係で希望していた業態が向かず、手付金が戻ってこない、、という事例も。)

2.内装イメージを固めるために、現地の寸法や設備、レイアウトなどを決める

すでに内装業者が決まっている方は③の内覧時に同行してもらうと効率的です。

⑤お申し込み・審査

申込書に必要事項を記入して提出します。
※賃貸条件の交渉をする場合は、お申込みの際にお伝えください。

【お申込みの際に必要な情報】

契約形態が個人、もしくは法人かによって準備いただくものは変わります。

⑥ご契約準備

契約書の雛形をご確認いただきます。

・契約日の確定
・契約時の必要書類を用意する
(契約者:会社謄本、印鑑証明書、決算書など)
(連帯保証人様:身分証明書、印鑑証明書、住民票など)
※公的書類は取得3ヶ月以内の原本の提出が必要になります。

⑦工事内容承諾書類の準備

内装工事を行う場合、工事着工前に必ず貸主に承諾を得る必要があります。
※承諾を得ないと工事をすることはできません

(工事内容に関して内装業者からOKが出ても、貸主からNGが出ることもあるので、早い段階で提出することをおススメします。)

また、上下階にあるテナントによっては工事できる時間帯が限られる場合もあります。
貸主の工事承諾後「周辺テナントへの工事時間・工事期間の確認」を管理会社へ要請しましょう。
※確認せずに工事を行った場合近隣トラブルとなり、工事に入れず想定よりもオープンが遅れる可能性も!

⑧ご契約

必要書類の提出、契約金のお支払い、契約書類にご捺印いただきます。

⑨引き渡し

ご契約いただいた物件の鍵をお渡しいたします。
事前に準備いただいた「工事内容承諾書類」を提出し、貸主から承諾を得て工事着工となります。

改装工事による騒音、振動、臭気などに対し、第三者からの苦情などのトラブルを避けるためにも、同じビル上下階や、近隣店舗へのご挨拶も大切です!

テナント契約は貸主や内装業者など多くの人が関わることで、誤解や情報の伝達ミス、スケジュールのズレなどが生じるケースがあります。
そのため引き渡し完了までのプロセスを理解し、トラブルやアクシデントを回避できるように先を見据えた行動をすることが大切です。


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お電話、来店でのご相談はもちろん、LINEでのご相談も承っております。

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